『古今集小町歌生成原論 [単行本]Ω』はセカイモンでkJ-000d996108から出品され、33の入札を集めて04月16日 15時 15分に、8,151円で落札されました。即決価格は8,151円でした。決済方法はに対応。熊本県からの発送料は落札者が負担しました。PRオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。
要旨(「BOOK」データベースより)小町の原像をあきらかにするべく、『古今集』に採録された18首を根本資料として詳細に解析。『万葉集』以来の歌語・素材の伝承と、転換された歌の内容、漢詩文とりわけ白居易・元〓(しん)の影響、仏教的世界観が小町に新しい文学的発想を促した様相や、掛詞や平仮名の発明との関わり方を探る。小町歌生成の秘密に迫り、18首の製作年代順を考証。目次凡例はじめに第一章 小町の夢・鶯鶯の夢ー夢の歌六首ー一 前三首と「夢てふもの」の発見二 後三首と「夢路」の発明三 夢の歌六首と『鶯鶯伝』第二章 「あはれてふこと」の成立ー鶯鶯の物語から恋歌の宣言までー一 「ことぞともなくあけぬるものを」と『鶯鶯伝』二 「あはれてふこと」の成立三 「あはれ」と「憂し」の相関四 「あはれ」と仏教語としての「哀哉」五 「今生世俗文字の業」ー結びにかえてー付説「あはれなり」第三章 「花の色」と「たのみ」(一)ー白詩句「浮生乃●(火+焦)穀」を仮題として古今822歌を考えるー一 「花の色」と「たのみ」の享受史二 「●(火+焦)穀」喩について三 「●(火+焦)穀」喩と「たのみ」四 「あき(秋・飽=厭き)風にあふたのみ」五 「たのみ」と「仏を憑む」こと六 「たのみ(田の実・頼=憑み)」から歌語「たのみ」へ第四章 「花の色」と「たのみ」(二)ー白詩句「艶色即空花」を仮題として古今113歌を考えるー一 白居易における「浮生」観二 「世に経」について三 「世に経」は小町の「浮生」観を表す四 「艶色即空花」とa歌の構造五 「いたづらに」の析出する仏教的世界観六 「花の色」と「艶色即空花」第五章 小野小町における掛詞生成試論ー「身をう(浮・憂)き草」から「うき世」へー一 「身をうき草」と白詩「九江春望」二 小町にはじまる「身を憂」三 掛詞「う(浮・憂)き」の成立四 「う(浮・憂)き世」の生成五 惟喬出家と「浮き世」六 「うき世」は掛詞か付説 平安朝和歌における掛詞付説2 「浮生」と「浮世」第六章 「思ひ(火)おき(熾)て」考ー古今1030・1104歌とその周辺を『法苑珠林』によって焙り出す試みー一 和語「おき」と漢語「熾」の意味二 「熾の居て」という状況三 小町a・b歌の発生前史四 『法苑珠林』による仏教的世界と愛欲五 「飛蛾投火」喩から「夏虫」の喩まで六 「思ひ(火)」という日本的発想の力と「おき(熾)」七 「おき(熾)」の背後にある仏教的イメージ第七章 白玉問答のゆくえー清行・小町 贈答歌をめぐってー一 恋の問答歌として二 遍昭との問答歌の場合三 「真静法師」は真済(真言宗)か四 真済と「下つ出雲寺」五 清行歌における「白玉」六 小町歌の「おろかなる」七 疎かなる涙の「白玉」から、愚かなる涙の「たぎつ瀬」へ八 涙の「たぎつ瀬」から「涙川」へ九 良香における「涙川」生成の環境十 清和朝内裏における小町と良香十一 白玉問答のゆくえ第八章 「今は(あきはつ)」考ー小町・貞樹の贈答をめぐってー一 「秋果つ」と「飽=厭き果つ」のあとさき二 「あきはつ」の語源論(1)三 「あきはつ」の語源論(2)四 「あきはつ」の語源論(3)五 「あきはつ」の意味論六 「あきはつ」の主題論的考察七 結び「今は(あきはつ)」第九章 「みるめなき」と「うらみむ」の間ー古今623・727歌を相関させる一 掛詞「みるめ(海松布・見る目)」の成立と「みるめなき」二 「みるめなき浦」と「わが身を憂」三 「うら(浦・憂〈ら〉)」から「うらみ(浦見・怨み)む」へ四 「みるめなき浦」と「うらみ(浦見・怨み)む」の影響五 極限の恋歌ー小町から伊勢へー六 平安朝女歌の形成七 貫之・定家を通して究極の小町へ第十章 「世の中の人の心の花」の色をめぐって一 かな文字と小町ー「て」ー二 『古今集』と「で」三 「で」の考古学四 「で」の考現学五 古注における「いろみえて」の理解六 小町歌に至る発想の二つの系譜七 「花の色は」から「世の中の人の心」の花の色へ八 「世の中の人の心」の花の色は九 古今歌における「いろみえて」の波紋十 『貫之集』における「世の中の人の心」問答終章 古今集小町歌の成立あとがき索引出版社からのコメント小町の原像をあきらかにするべく『古今集』に採録された18首を根本資料として漢詩文や仏教的世界観との関わりを詳細に解析する書。内容紹介実在したはずの小町--ここに正当に甦る。小町の原像をあきらかにするべく、『古今集』に採録された18首を根本資料として詳細に解析。『万葉集』以来の歌語・素材の伝承と転換された歌の内容、漢詩文とりわけ白居易・元稹の影響、仏教的世界観が小町に新しい文学的発想を促した様相や、掛詞や平仮名の発明との関わり方を探る。小町歌生成の秘密に迫り、18首の製作年代順を考証する。『古今集』小町歌を総括する書。著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)大塚 英子(オオツカ ヒデコ)1933年生まれ。1955年東京大学文学部国文学科卒業。1986~2003年駒澤大学短期大学部国文科非常勤講師。1993~2003年駒澤大学文学部国文学科非常勤講師著者について大塚 英子 (オオツカ ヒデコ)1933年、岡山県生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。元駒澤大学講師(非常勤)。主要著書・論文に『小野小町(コレクション日本歌人選)』(笠間書院)、「嵯峨詩壇の成立に与えた白詩の影響について--「落花篇」と「新楽府」--」(和漢比較文学第4号)
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